アナログシンセの実装パーツ類


インナーパッチ用のコネクターとケーブル


ケーブル、カバーしたのと、まだしてない部分
モジュラタイプのシンセは、パッチしないと音が出ない。実はこれがわずらわしいかもと思っていた。MIDIケーブルを繋げればなんか音が出る様にしたいが、モジュールの裏で結線してしまっては、モジュールの差し換えが簡単にできなくなる。
それぞれの独立性が落ち無い程度に、モジュールの裏側であらかじめパッチしておけるシステムとしてプリパッチシステムを検討している。
それぞれのモジュールの基板とパネルは、コネクタで接続されており、同時使用は1枚だけが、コネクタのピンは位置が互換の基板であれば、さしかえることで1枚のパネルで複数の基板をコントロールすることができる。パネルとパネルの横のつながりを裏でパッチする仕様をインナーパッチとした。



中継タイプ
パネルの表面に並んでいるジャックと同じ端子がパネル裏面に出ていると言う仕様を検討した。E-lab のオーナーのアイディアで、スペースファクターを考え、丸ピンのICソケットをジャックに、ICのインラインソケットをコネクタ代わりに使うと言うアイディアを使わせていただく方針とした。
彼は、基板からのケーブルの引き出しにこのテクニックを使われており、すべてのピンは2本セットで使うようにしてるそうだ。基板に1ピンだけ取り付ける時はんだ付けし難い事(はんだ面を上に向けるとポロッと落ちる)と、実装した時に1本だと抜け易くなるからだそうだ。2本セットで使うようにすれば実用上問題ないとのこと。 パネルの構造を色々検討したが、このICのまるピンソケットさえ取り付けるスペースをとれないことが分かってきたので、インラインソケットを割って1本にして、ジャックとプラグにして中継プラグ/ジャック型とした。
僕は、取り回ししているうちにちぎれない様に保険のつもりでヒシチューブでカバーした。

ジャック


左側、足のピッチが1/10inchで出ている
インナーパッチシステムのコネクタとしてのICソケットをパネル上に載せるための手法として、パネルに固定されるジャックをICソケットの乗った基板に載せ、そのジャックをパネルに固定する手はどうだろう。
これに使えるようなジャックは簡単に手に入るかどうか、秋葉原をちょっと徘徊して手に入れたのがこれ。結局このアイディアはまだ実現できていない。

ジャックはパネル1枚につき標準で5個。10モジュール作るのなら50個。あっという間に100個になるなと踏んでまとめて購入してしまった。手持ちの怪しげなやつを使い切ってしまおうと混在させたら、なかにはモノジャックの振りして(まるっきり同じ形)でステレオ(スイッチ無し)タイプの物(さらに、グランドと、リングの位置が入れ代わってたり)があったり、スイッチ付きのモノジャックのフリして、実は基板等への固定のために出ている足でスイッチになって無かったり、色々バリエーションがあるので、混在させない方が作業を混乱させなくて良い。(ええ、はまったっす!!)

僕はローランドの100Mとの互換を考えて3.5mm径のプラグとジャックを使う事にした。

コネクタ

基板と、パネルの配線には、基板からじかにケーブルを引っ張らずコネクタ を使うようにする。

僕は、ヒロセ電機( http://www.hirose.co.jp/ )の製品を使っており、 秋葉原の千石通商(通販では購入できないのか、メニューからは検索できない)で入手してます。10円とか30円程度。 カタログは ダイレクトにはここから取れる。

型番は以下の通り

  • DF1B-*S-2.5R(ソケットケーブル側)
  • DF1B-*P-2.5DSA (ピンヘッダ基板側)
*の部分にピン数が入り、電源バス用に4ピン、基盤からパネルへの配線の引出しには8ピンのものを用意してある。

このコネクタは、コネクタの中に圧着した金具を突っ込む形のもので、メンテナンスやデバッグの際、これを差し替えたりとかで柔軟な配線ができて、結構便利。
8ピンのほうはモジュールごとに適当な配置にしてあるが、同じ動作をするモジュールは 共通の仕様とすることで、配線を楽にしてある。電源バスのほうは以下のように規格化してある。
1-15
2+5
3GND
4+15
逆ざし防止の切れ込みを正面にして左から1ピンとして

Power Bus(リキ入ったブス)
実は、2ピンは3ピンと同様グランドだったのだけど、途中から5Vに変更した。MIDIのインターフェイスや、恒温式VCOのヒーター用の専用電源に使う予定。

このコネクタ、ストレート形とL字型の2種類がある。 L字型を基板の外向きになるように取り付けると、逆ざし防止の切れ込みが上を向く。また、ストレートタイプを基板につけるとき、この逆ざし防止の切れ込みを外向けにつけると、L字と、ストレートでコネクタのピン配置ががまるで逆さになる。僕もしっかりミスった。混ぜると絶対ミスるに違いないし、しかも絶対ミスりたくない電源周りということで、僕はL字型は封印した。(ミスったんだよー)

ボリュームとつまみ


クリックすると拡大してみられる
ボリュームとつまみは、アナログシンセを作る上で一番たくさん使う機構部品。
僕は、手ごろな値段のボリュームとつまみを東京秋葉原の秋月電子で見つけたが数が多くなるのでけしてアナドレない。気がつくとレシートをみてアドレナリンが吹き出す。
ツマミの軸にギア状のぎざぎざ(ローレットという)が、刻んであり、これフィットする穴のついたつまみが専用つまみだ。

問題は、使いたいボリュームの軸にローレットが刻んでない(丸棒の軸のボリューム)場合はこのローレットタイプのつまみは使えない。ボリュームのカーブは操作感に影響するので図面に指定のものを使うのが良い。
ボリュームだけでなく、使いたいロータリースイッチの軸にローレットのぎざぎざがついていない場合もありうる。

意図的に変えるのでなければ、つまみは全体を通して共通のものを使わないとデザイン的におかしなことになってしまうとはいえ、20個ならぶボリュームのうち3〜4つだけのつまみのために3倍以上の値段のつまみを15個そろえるのもちょっとつらい。有名パーツメーカーのつまみなら、ローレットタイプとネジ止め式の2種類が入手できる。

ぼくは、ローレット用のつまみをねじ止め用に改造した。1個40円のネジ止め式のつまみをばらし、中に入っている真鍮のリング(取り付け用のねじが通るねじを切った穴があいている)を取り出しこれを、ローレットの受け口の削り取ってしまいこのリングを埋める。

穴あけ用治具
上段センターが8mmのドリルで無理矢理中身を削り取ってしまったもの。これを前段のつまみをむしって中の金具を取り出し(一番左がそのむしった金具のみ)これを、締め付ける穴として3mmの穴をあけた、中ぬけのつまみの中に0.5mm程度のプラスティックシートを巻き付けてはめ込みアロンアルフ ァを流し込んで固定。引っ張ると抜けるかしら?
中ぬきのつまみを作る時に万力につまみを固定するジグ。木片に8mmのドリルであなをあけカッターでたてにパクっと割ったもの。無いと中を削るとき、固定したつもりのつまみが万力のうえでぐるぐる回ってつまみがぼろぼろになる。ええ、やりました。


ホームメイドシンセのトップページに戻る
武田のホームページに戻る

"Parts for AnalogSynth" Copyright 2002, Motohiko Takeda, Crow Hill Laboratory
Motohiko Takeda Mail:takeda@aleph.co.jp