目で見るアナログシンセ
 自作アナログシンセのVCOを作っていて、こんな波形が出たーとか、オシロで観測した実験レポートをを掲載していたら、「ミニムーグ的な音を出す のは、難しいですね、ちょっとなまった波形の方がそれっぽいかも知れません」というメッセージを頂いた。ふと、気がついて みるとこんなに大好きなMINI Moogって僕は触った事がないことに気が付き、がくぜん。
見た事はあるのだ。だけど、恐れ多くて触った事が無い。鍵盤に触って実際音をだしたことがないのだ。
こんなことでは、ミニムーグより強いメカムーグの開発はおろか、エセムーグの開発すらおぼつかない。
とりあえず、きいて見よう!!強力に聞いてみよう。
 で、サンプリングの音ネタCDに、「kaerucafe」というレーベルがある。ここから、往年のアナログシンセのVCOの音だけを集めた物が出ていると知り早速入手した。「Oscilator」というもので 詳細はこちら。カエルカフェのトップページはここ

 お目当てのミニムーグの他、仇敵アープ(ウフフ)を含む様々なアナログシンセのVCOサウンドが数オクターブ、数秒づつおさめられている、何度か聞き直してみてミニムーグを中心に特徴的な音がする物の波形を観測してみた。

Arp Odessay
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Korg MS-20
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MiniMoog
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EMS AKS
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 思っていたほどきれいな波形ではないんだなあ、どのシンセも波形なまってんじゃん、というのが最初の印象。最後の、EMSは特別ゲスト。耳で聞いた印象が全体を通して一番素直できれいな音(測定器的とも言える)がしたので、ひょっとしてなまってないのかもと思い、どんな波形なのか見てみたかった。
 収録された音は、たぶん、VCOから直接ではなくフィルターを全開にして、アウトプットから取り出したものじゃないかとおもう。どの楽器も、フィルターのピークが見える。しっかし、なんて電子音!キョウビのゲーセンだってこんなに電子音じゃないぞ。ぴーぴー言ってる。これがフィルターを通って演奏されるとオンガクになるのだから不思議。
Korgの鋸歯状波は撮影失敗しちゃったけど、キャラクタはみえると思う。フィルタが完全に全開してるのか、全然ピークっぽさがない。他のはどっかキッという音が混じって聞こえ、タイミングコンデンサをリセットする時のヒゲ(サージ)が聞こえるのかとおもったぐらい。
MiniのS/Nが意外に良く感じた。また、コルグの音はゲヒンだと思っていたわりには原波形は素直。ひたすら、フィルターの強力さによるものなのだろう。 Miniの撮影には困った。周波数が安定していないのだ。ビブラート的なのではなく、ただぶるぶる 震えているのだ。デジカメでの撮影ではぶれてぶっとく見えるんじゃないかとおもうぐらい。ほかのオシレーターはまっすぐ、ピーっと鳴ってるのに、Miniだけなんかヘロヘロした音がする。音程が高くなるとなんか他の音が混じって聞こえたりもして結構がっかり。正直言って「なんだこりゃ」って感じ。
一方、アープは、本当ほれぼれするほど真っ直ぐな音。

このCDを聞いたぐらいでMiniを触ったような気分になっては行けないと自戒しつつも、伝説的に、Miniは、安定性が悪いといわれているのだけど、実はアンチログの精度が低いのではなく、電源系のパスコン手抜いたせいで(かどうかはともかくだけど)電源の不安定が、発振の不安定さを誘っているんじゃないかと思った。
一方、ライブ会場に運ぶだけでオクターブの調整がずれるのだそうだ。振動で半固定抵抗が緩むだけでなく気温の変化についていってない、温度補償が出来てねーのではないかとも疑ってしまう。

発振の不安定な複数VCOって、よく考えたら太い音するよな。もう、カオスだもんな。逆に安定した発振は印象として細く聞こえるのかもしれない。

本企画、実際に音も聞けたら最高なのだけど、ネタが音ネタなので、さすがこれを引用したらまずいっす。もし、本ページの趣旨に賛同頂けるビンテージシンセオーナーの方がおられましたら、ぜひ音をご提供頂きたいと思います。


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"Waveform of famouse analog synth" Copyright 2002, Motohiko Takeda, Crow Hill Laboratory
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