Zone Plate の作成
ZonePlate
ゾーンプレートを撮影するためにカレンダーの裏に張ってから
壁に張る。 言うまでもなく、ドライフラワーは、ゾーン
プレートを作るのには関係ない。
 前のページで計算した数字を100倍してぐりぐりを書く。数値でサイズが指定できるソフトを使うのが便利だ。僕はアドビのイラストレーター を使った。
オリジナルの「The Zone Plate」には、スタティックな表としてデータが出ているが、11段までしか ない。前のページで19段まで計算させた表を使えばオリジナルと同じ絵を描くことができる。

できたグリグリをA4の紙に実寸でプリントする。これを去年のカレンダーの裏にはり、部屋の白い壁にはって撮影する。カレンダーで白い範囲を広げるのは、あとで、撮影したネガを切り取るので黒い範囲が広くないと難しいし、切り取ったネガを遮光のために別の枠に貼り付けるのりしろがなくなってしまうからだ。A4の2倍ぐらいの幅があれば、ダイジョブだと思う。

この撮影のとき、壁からどれくらい離れて撮影すれば、ちょうど1/100になるかがミソだ。 オリジナルには、この距離を計算する式が出ているが、この式の通りやっても、 思ったサイズにはならない。どひー。

なんでだろう、と、たまたまピンホールネタが盛り上がっていたnifty serveのFphotohの「大型・中型カメラ&プロ器材」という会議室で聞こうとポストしたら、式を書き間違えてポストしちゃった。運良く「式が間違ってますよ」というレスをいただいて、気がついたという始末。

問題なのは訂正いただいた式が、オリジナルに出てる式とちがうところ。僕は、すでに オリジナルの式で計算した数字で撮影してみてどうやら違うと思っていたので、ふに落ちた、という感じ。

正しくは、以下の式になるのだそうだ。

撮影距離(像面から物体まで)=(焦点距離)×(-1/倍率)+(焦点距離)×2+(主点間隔)+(繰出し量)

ZonePlate
実はレタッチしてそれっぽく作った。黄色い枠の部分が
カレンダーの裏の範囲でここを切り取って別のものに
貼り付ける。実際はもっと小さい。
主点間隔、繰り出し量は、とは、レンズ固有の数値だそうで、使うレンズのマニュアル をチェックしたりメーカーに問い合わせるのがよいとのこと。また、 撮影に使うレンズは、被写体と、フィルム面の平行の狂いによる歪みなどの影響から逃れるために50mmから100mmぐらいのマクロレンズを使うのがよいそうだ。

僕は手持ちのレンズの中で一番高価だった(高級というのとは別だとも思うけど)レンズ を、というのは言い訳で、室内で5m以上の距離を取れないからという理由から、24mmの 単焦点レンズを使った。
オリジナルのページでは、50mm専用の絵からどれだけ離れて複写するかで、さまざまな焦点距離のゾーンプレートを撮影できる距離と、撮影用のレンズの焦点距離との組み合わせの一覧表もある。

大変短い経験では在るが、正確に1/100にするのも難しいことが分かったので、とりあえず。 絵を描画するほうがらくなので、いろいろな焦点距離用の絵を描いてしまった。 焦点距離が100mm以下なら、最大が2mm程度なので100倍してもA4の紙に印刷できる。 理由は後で述べるが、ゾーンプレートの焦点距離は短いほうがいいかもしれない。

撮影は、オリジナルの「The Zone Plate」の一番下にあるにしたがって、カメラをセットして撮影する。 カメラは、おもちゃの水準器を使って、水平にセットされていることを確認した。高さが 合っていて、家が(壁が)傾いてなければ少なくとも縦方向のひずみはクリアできる。

フィルム現像

ZonePlate
なんだか分かりにくいけど、コーラの缶のアルミ板を切って
穴を空け、ゾーンプレートだけが覗くように切り取ったフ
ィルムを張り付けた。
オリジナルによれば、コダックのテクニカルパンを使うように出ている。さっそくフィルムを買いに出かけたのだが、同様の用途に使われる富士のミニコピーIIは、コダックの 半分の値段で買えることがわかったので急遽予定変更、ミニコピーIIを2本手に入れ、いつも使っているコレクトールで現像することにした。たいがい失敗するに違いないし、 数をこなすことが成功への近道というのはここ数年の僕の定説になりつつある。

手に入れたフィルムは、このページの方法 で3本に切り分け、段階露光し、(本当に1/100になるのか疑っていたので)いくつかの距離、 でも撮影してみた。
現像は、 フジの、コレクトールで、印画紙を現像するのと同じ濃度で、4 1/2min@26℃と、6min@26℃の2種類でためしてみた。 要するに強力にコントラストきつくて、真っ黒と素抜けになっちゃえばいいのだと思 うが、現像を押しすぎると、現像かぶりして、素抜けが抜けなくなるかもしれない。 僕はどちらのタイミングでも同じような(強力な)コントラストが得られ、心配した現像 かぶりも無かった。


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"about Zone Plate"Crow Hill LaboratoryCopyright 1998, Motohiko Takeda, Aleph Systems
Motohiko Takeda Mail:takeda@aleph.co.jp