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露光時間?!ピンホールプログラムを使おう
Get the Pinhole size


たかが、露光時間!!

 ピンホール写真は特に難しいことなんて無い、本当は。でも、わざと難しがって見るとこれはこれでまた面白い。 一番難しがりやすいのは露光時間だろう。
 たとえば、フィルムのパッケージをチェックして見よう。neopan ss(ASA100)のフィルムの箱には、シャッター スピード1/250の時のしぼりの値は、快晴時の海や山ならf/16、晴れならf/8、曇り、日陰ならf/4と出ている。 たとえば、ぼくのカメラのピンホール(focal length 80mm / Pinhole size 0.33mm)なら、晴れのときは、約 2秒露光すれば、いいはず、ということだ。曇りや、日陰なら8秒ならOKといえる。なぜわかるのかといえば、 経験的に導き出したわけではなく、このあとに出てくるピンホールの絞り値を知っているからだ。なーんだ
 僕は35mmのカメラを露出計変わりに使っているのだけど、フィルムの感度をASA100 絞りをf/16に固定して、 シャッタースピードが1/30〜1/10位なら、8秒から22秒位露光する。気持ちいい日向の撮影だと8秒ぐらい。 フィルムのパッケージに出ている数字より、長めだ。胸に手をあてて良く考えて見れば、実際に夕方や日陰の撮影が多いような気もする。 冬の太陽だからかもしれない。これから夏に向かうと、どうなるかが楽しみでもある。
 たとえば、よし、今日は天気がいいから、どのカットも8秒でとっちゃえ!で実は結構いける。ピンホールはコントラスト が低めになる傾向があるようなので、ガラスのレンズでとったフィルムよりの現像より気持ち長めに現像したほうがいいようだ。 だいたい、なんかはうつる。
 ガラスのレンズで、写真をとるとき、絞り1段開けるか、絞るか、とかウジウジ考えていると、露出計の針が、1段りぐらいは ふらふら動いたりすると思う。
 たとえば、ピンホールカメラで、露光時間を変えて数カット撮ろうとおもうと、基準を15秒にするのなら、絞り一段下は7秒半、上は30秒になる。 「気持ちということで」、とかいって、12秒、15秒、18秒とかやっても、3カットはほとんど一緒、何が違うのかわからない。 露光時に日が陰ったり、人がカメラの前を横切ったりでの明るさの変化のほうが劇的にでてたりする。
 たいていのシーンでは、構図をちょっと変えれば、一絞りぐらいは変化する。ピンホールカメラには 一般的にファインダーがないから、カメラが正確にどっちをむいてるのかとか良くわからないのだから、1〜2段をくよくよ考えても あまり意味が無いと思ったほうがいいかもしれない、。僕の場合でいえば、むしろ、露光時のカメラぶれ、風による被写体のぶれを心配して 数カット撮るほうが多くなってきた。
 だったら、今日の露光時間は、これっ、と決めて、段階露光とかでフィルムを無駄(なんてなことは無いとも思うのだけど)にせず、いろいろな カットをたくさん撮ってきたほうが、現像、プリントのプロセスで楽しみが増える。初めてみて半年弱の露光時間に対する結論かもしれない。

されど、露光時間

そうはいっても、露光時間、は見当がつけにくい。本格的にピンホールカメラに関する公式を集めてじっくり研究するのもたのしい。
 最も基本的な公式はこれ

 これでピンホールの絞りの値がでてくる。focal lengthは、ピンホールからフィルム面までの長さ、Pinhole diameterはピンホールの直径。 要するに比を出すわけだから、単位はインチでもミリでもいい。海外の文献、結構単位がインチだったりするので気をつけないとありゃ?ってなことになる。 いまだに尺貫法みたいな秤りを使ってるわけだ。ガラスのレンズだと、f/22位が、最高に暗いわけだけど、ピンホールだとこの数字が300 とか400とかになる。難しいのは、ピンホールの直径をどうやって計るかだろう。このページが参考になるかも しれない。 絞りの値が出てしまえば、これを次の公式に当てはめれば露光時間がわかる。

 Time Exposureは、露光時間のことで、露出計で計ったシャッタースピードに、ピンホールの絞りの値(分子)と、露出計が表示した絞りの値(分母)の 比の2乗をかけてやればいい。そのあとのISOは、ピンホールカメラで使っているフィルムの感度と、露出計に設定したフィルムの感度が違うのなら、 さきほどの露光時間にさらに、この比をかけてやれば、求める露光時間がでる。このほか、そのfocal lengthに最適なピンホールのサイズや、そのfocal length で撮れる画角なども計算することができる。
 最適なピンホールのサイズの公式で面白いのは、公式なくせに、決定版がなくて、各種学説があることだ。 Jon Grepstad氏のページのFormulasに詳しい。ちなみに、英語なのが残念だけど ピンホールカメラについての一通りの記事がでている。ピンホールの歴史や、公式、参考露光時間、カメラの作り方まで詳しくまとめられていて教科書 としても使えるので要チェックのページだ。
このあたりの記述実は勘違いしてた部分があって、長い間、はからずもうそ掲載してました。たまたまこのページを見て下さった 法師照雄さん(houshi@td.idc.lsi.sanyo.co.jp)がぼくの誤りを訂正してくださいました。言われてすぐ訂正したのですが 更新し忘れていて、なんと半年振りに気がついたりして。うわ、もう、知らんかおしちゃおうかと悩みながら、修正しました。ご免なさい、とどうもありがとうございます、これに こりず、またご指導ください!

数学なんかやりたくない。わしゃ、写真をとりたいんだ。

 露光時間をどうすればいいかわからない。同じことで困ってる人が世の中たくさんいるに違いない、と考えるのが一般的で、 とりあえず、探して見る。無いわけが無いのだ。で、john caine氏の「THE PINHOLE PROGRAM, VERSION 2.7」の登場と相成るわけだ。
このページで紹介させていただく許可をいただこうとメールを書いたら、次の日に返事をいただいた。
ソフトの簡単な紹介をつけてくれ、日本のピンホール写真家がこのソフトを使って楽になってくれれば、というメッセージもいただいた。(いいやつだな、きっと)

アメリカのコネチカット州立大学の国文(アメリカの大学だから、英文だけど)科の学生さんで初めて書いたプログラムなのだそうだ。インターネットで 調べたら、コネチカット州はニューヨーク州の上にあるところで、ほとんどカナダ。きっと寒いところに違いない。
 さて、このプログラムには、上記の各種公式がプログラムの中に仕込まれていて、画面にちょいちょいと必要な数字(カメラの基本情報)を突っ込めば、さまざまな値が 一覧表になって出てくる優れものだ。マッキントッシュ版だけしかない(フリーソフト-というか作者は、メールウエアだとおっしゃっているけれど- でマルチプラットホームなソフトってあまりないよね)のが残念だが、パワーブックなどのモバイルに突っ込んで、撮影のときに持っていけば タイマーも入っていて、撮影が楽しくなる。このページで紹介撮影のとき持って歩くことを前提に、撮影記録記録とかつけたらもっと面白いのにねなんてな メールを出して見ようと思っている。
john caine氏のページはこちら。ソフトを手にいれたら、メールを出して上げてください。

インターネットの雑誌でこのページを紹介したい、という話があったので、久しぶりに見直してみたりしたら、氏のページがなくなっていて、ソフトも入手不可になってます。僕の手元にあるものを掲載したらおこられるだろうなあ、と思いつつ・・・。まあ、公式とかもでてるから、このページは、このままにしておこうと思います(2000/11/24)


"ピンホールプログラムを使おう"
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