初めに
さて、自家現像はできたぞ。ネガができたら、引き延ばししてみたいと思うのはごく普通の発想。
カミさんに、引き延ばし機を買おう、と相談してみたところ、普通の家にはないようなものが家にあることに抵抗を感じる、という理由で却下。
なるほど、たとえば彼女が、クリーニング屋が使うような蒸気のモウモウと出るようなドライクリーニングマシンを買いたいとか
いいだしたら、ぼくもうろたえるだろう。彼女にして見れば、それぐらい特殊な物なのだ。写真なんか街の写真屋に1枚35円で
焼いてもらったもので十分なのだ。理解できる。本当に、ぼくは引き伸ばしをやって見たいのか、良く検討しなければならない。
で、何を勘違いしたのか、引き延ばし機を自分で作ってみることにした。
完成しなくても、引き延ばし機とは一体どんな物なのかを理解しようというのが狙い。
基礎実験編
スライドをビデオカメラなどに撮り込むためのアクセサリーが手元にあり、これでネガを固定しておいて、キャノンの撮影用のEF50mmf1.8 IIというレンズを
くっつけたり離したりしながら、ポジを投影してみる。スクリーン離すとでかくなるが、暗くてなにが映ってるのか判らなくなる。30cm位なら結構きれいに写るじゃないか。
ちゃんとケースとか作ると、引き延ばし機になっちゃいそうな気がしてきた。
まずは、ランプ、ネガ、レンズ、印画紙のそれぞれの距離がどれくらいになるのかを知りたい。
本やカタログをみると、引き伸ばし機には、コンデンサレンズなるものが使われているらしい。これは、ランプとネガの間にはいるものらしい。
とりあえず、現段階では、良くわからないので、実験の結果をみて、あとで必要なら考えることにして、まずは、ネガとレンズの距離と印画紙までの距離の関係をチェックする。
引き伸ばし機は、引き伸ばしレンズから投影面までの距離で、画像のサイズを決め、ネガからレンズまでの距離でピントを決める。
ここではテストだから、ばかでかい絵に引き伸ばすつもりはない。とりあえず、キャビネサイズになればいい。引き伸ばしレンズとちがって、
撮影用レンズには、ピントリングがあるから、引き伸ばし機のように、ネガとレンズの距離を変えられなくても、ピントリングの操作でピントの調整ができ
そうな気がする。レンズから、投影面までの距離は、3脚につけて、床に向けて投影するようにすればいけそう。

キャビネサイズの印画紙のサイズになるようなネガとレンズ、レンズと印画紙(投影面)までの距離の関係をレンズをころがしながらチェックした。
焦点距離が50mmのレンズで、ネガからレンズマウントまでの距離を50mmにすると、レンズマウントから投影面まで30cm位でキャビネ版前後のサイズが投影できる。
上の図で緑の線だ。また、その前後10cm位であれば、レンズのピントリングの操作でピントの合ったサイズのバリエーションが作れそうなことがわかった。
ついでに、手元のズームレンズで、ネガからレンズまでの距離を、50mmに固定して、50mm以外の焦点距離のレンズも調べて表にして見た。
この表から、キャビネ版専用、撮影用レンズを使った自家製引き伸ばし機に使うレンズは、50mmに決定。(うそ。本当はトラブって壊したらそりゃ悲しいけど一番
ダメージが少ないのは、買値が9000円ぐらいで買えるEF50mm f1.8 II だから)
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