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モノクロフィルムの自家現像
About Black & White Negative film self developments


必要な道具はこれだけ

 自家現像に必要なツールとしては、諸説あるんだけど、とりあえず、ぼくはこれだけそろえた。たぶん最低限だと思う。 このほか消耗品として現像液などの薬が必要。

道具の名前


現像タンク
画面右上で光っている
フィルムリール
画面右上の丸い光る物体。2つある
メスカップ
間違わないように、D(現像液)S(停止液)F(定着液)とマジックで書いてある
温度計
細長い黄色のケースと一緒においてある。ガラス製なので乱暴にすると壊れる
フィルムピッカー
画面中央のブルーのもの
重りつきクリップ
画面中央で光っている2つの銀いろのもの
フィルムスポンジ
画面左下の黄色い四角いもの
ここにないもの
ダークバッグ、はさみ、洗面器
現像タンクとフィルムリール
ぼくは、LPL社のステンレスの2本用のタンクを手にいれた。同時に2本現像できれば、作業も早いし、薬代も浮くかも しれないと思ってわざわざ高い2本用のタンクと、リールを2つ手に入れた。やって見てわかったけど、2本同時に現像なん てそうそうない。ぼくのように、週末1日かかってやっと36枚撮りのフィルム1本撮り切るようなペースの撮影なら1本用で 十分だし、タンクもリールとセットで割引で買える。薬も、入れ替えて何度も使える。でかいタンクはフィルム1本でも500cc の薬を使わなければならないから、結局、一時期にたくさん(たぶん4本以上くらい)現像する人でないと不利。

 このページをご覧になった方からメールをいただいた。現像のタンクは、2本用のものを使ったほうが、液温のキープ や、撹拌の仕方による現像ムラを起こしにくいというおまけがつくのだそうだ。ちなみに、プロ用のマスコタンクというものは、 1本の現像に、500ml使うように作られているのだそうだ。欲張って失敗したと思われた僕の選択は、一面では正しかったのか もしれない。

薬を入れるメスカップ
ちなみに、オスカップってのはない。メスシリンダーの計るという意味のカップだ。いろいろなサイズのものがあるらしいが、 ぼくは650cc計れるものを3つ手にいれた。取っ手がついてないタイプにしたのは、重ねてしまっておけるから。近日中に、まともな メスシリンダーを手にいれて、このカップのメモリが正しいかどうか、検証してやろうと思っている。

温度計
現像って、要するに、なにかを化学変化させることなので、反応のスピードは温度でそれなりに変化するらしい。たとえば、 冷めたコーヒーには砂糖は溶けにくいが、暖かいコーヒーなら氷砂糖だって溶ける。砂糖が溶けるのは化学変化ではないけど、 処理中の液温のキープは大事なポイントらしい。基本的にモノクロ処理の温度は、20度。これを下限として上方向 にバリエーションがあるようだ。都市の夏の水道水なら25度から30度だから、20度というのは結構冷たい温度といえる。 氷で冷やして温度をキープする。冬になると、20度を下ることになるかもしれない。水温には気をつけたほうがいい様だ

フィルムピッカー
撮影前のフィルムは、缶(パトローネという)から、ベロが出ているが、撮影したああとカメラからとりだすと、ベロが パトローネのなかに入り込んでいる。これを、リールに巻つけるために引っぱり出さなければならない。詳しい使い方は、製品の マニュアルに譲るが、ぼくはなんでこんな簡単な仕掛けでベロがでてくるのかいまだにわからない。

重りつきクリップ
現像の終わったフィルムを乾かすためにつるしておくための重りつきのクリップ。別に洗濯バサミとかでも適当に重ければ いいんだろうと思うんだけど、ぼくの手にいれたものは、2点でフィルムをはさむようになっていて、つるしたあと、水滴が つつーっと垂れてくるといった事がないように工夫されている。

フィルムスポンジ
クリップに下げたあと、こいつでなでて、水滴をとるために使う。こうや豆腐に似ていて、普段は固いのだけど水に戻して ぎゅっと絞ると柔らかいスポンジになる。固いままだと確実にフィルムに傷つけそうだ。

はさみ
フィルムをリールに巻つけたあと、パトローネからでているフィルムを切るのに必要。忘れると結構悲惨なので、絶対忘れないように したいアイテム。

洗面器
現像処理の間、薬の温度が変化しにくいように洗面器に、指定の温度(普通は20度)の水を張っておき、これにメスカップ にいれた薬と、現像タンクを浸けておく。ぼくは水虫対策で足を洗う専用に買ったちょっと大きめのタライを愛用している。 今年の夏は、こいつのおかげで水虫に悩まされることなく過ごせた。
お風呂で使ってるたらいでもいいと思う。どれかのカップの中味がタンクに入っているときは、カップは外にだしてあるのだから、 メスカップが3つ同時に浸けられるサイズが必要。

ダークバッグ
ぼくは、これはオプション扱いにしている。なきゃないでなんとかなる(と思う)。
首の出る穴をふさいでしまった真っ黒なTシャツのすそにチャックをつけたようなもの。袖に当たる部分から手をいれて、 腹のなかに並べたフィルム、リール、タンク(蓋も忘れずに)、ハサミをあやつって、撮影済みのフィルムをタンクのなかにいれる時に使う。 この作業は、光の入らないところでやらなければならないが、このバッグがあれば、明るいところでもできる。ぼくは、ドア をしめれば、真っ暗になってしまうオフロの脱衣所でこの作業をしている。真っ暗になるところがあれば便所とか、押入とか なんでもいい。これがない人は、ダークバッグを使う。


道具を買いにいこう


ちなみに、ぼくはこれらを新宿の某量販店で以下のような値段で買った。
道具 96年6月末の買値 メモ
現像タンク 3000円ぐらい 1本用のリールつきは、3600円位
フィルムリール 1200円ぐらい 2つ買ったからタンク関連は合計で、5400円位
メスカップ 260円だったかな D、S、F用に3つ買う。ぼくのはキングのやつ
温度計 280円 ステンレスのケースに入ったかっちょいやつは690円
フィルムピッカー コニカの960円
重りつきクリップ 360円ぐらい 2つで1セット。ぼくは2セット買った
フィルムスポンジ 260円ぐらい
買ったときのレシートどっかいっちゃったので、後日もう一度値段チェックし直しておきますがだいたい こんなもんでした。

合計では8400円ぐらいだけど、タンクは1本用にすれば、重りも1セットだから6400円位の予算だな。暗いところが ない人は、これのほかに、ダークバッグを買わなければならない。ぼくはまだ使ったことがないけど、けちらずに、 できる限り大きいほうが使い易いらしい。
メスカップは、どこかの100円雑貨ショップで料理用のメモリのついた何かで代用できそうだし、重りも、洗濯ばさみでも 代用できそうな気がする。スポンジは、台所用品でセルロースのスポンジに似ている。代用できるかどうか..。


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